今回はサーフボードの保管についてまとめてみました。正しい管理の方法を知っていただき、大切なサーフボードをできる限り長く使ってください。
・温度管理
サーフボードは熱にとても弱いです。
高温での保管をしてしまうと変形してしまったり、ラミネートが剥離してしまいます。
なぜ、このようなことが起きてしまうかというと、高温にさらされることでボードの中の空気が高温になり膨張してしまうからです。高温の空気がボードの表面を持ち上げてしまい、ボードが変形してしまったり剥離をしてしまします。特にEPS(エポキシ樹脂製)のサーフボードは注意したほうがいいでしょう。
なぜかというと、EPSの耐熱温度は約70度と低いです。夏の時期の車内の温度は60度を超え、黒い車の場合だと70度まで高温になることが予想されます。EPSのサーフボードの保管は、温度が確認できる場所がおすすめです。
・直射日光を避ける
上記でも説明しましたが、サーフボードは熱に弱いのでこのことから考えても直射日光が当たるところでの保管は
おすすめしません。また、直射日光にさらし続けてしまうと変色もしてしまいます。サーフィン中は、直射日光にさらされていてもボードが海水に浸かっているので、そこまで温度は上がらないので温度管理の面では問題はないでしょう。
サーフボードの保管で1番してはいけないのは、屋外での保管です。屋外だと、温度管理も難しく、直射日光にさらしてしますからです。サーフボードの寿命が短くなってしますので、気をつけてくださいね!
・車内にサーフボードを置きっぱなしにしてはいけない
夏の車内の温度は、60度以上になります。そうすると、熱に弱いサーフボードにとって最悪の環境です。しかし、サーフボードを2枚持っていって波をみてからどっちに乗るかを決める人もいますよね。その場合、使わなかったサーフボードが海から上がった後に確認すると悲惨なことになっているかもしれません。ワックスが溶けてしまったり、サーフボードが変形してしまったりなど、、、想像もしたくないですよね。
そうならない為に、サンシェードを使用したり休憩で海から上がった時に換気をするなど工夫をしてください。
・海から上がったら真水で洗い流す
海からあがったら、サーフボードをしまう前に真水で砂や海水をしっかりと洗い流してください。残っていると、サーフボードの劣化の原因になります。シャワーで洗い流した後は、タオルで優しく水分をふき取ってください。
その時に、傷がないかもチェックしたほうがいいでしょう。傷があると、内部に水が入ってしまい腐食してしまいます。サーフボードを長期保管する場合は、必ず傷を修復してから保管をした方がいいでしょう。
・ハードケースとニットケーズを使い分けて保管
ハードケースとニットケースのメリット、デメリットを上げていきます。
ハードケースのメリット
1.衝撃を吸収してくれる
2.収納力がある(1枚以上入る)
ハードケースのデメリット
1.ニットタイプより重くかさばる
2.値段はニットタイプよりも高い
3.通気性が悪い
ニットケースのメリット
1. 価格が安い
2. 軽いくかさばらない
ニットケースのデメリット
1. ハードケースと比べて傷が付き易い
2. ショルダーストラップが無く、持ち運びしずらい
3. 飛行機に乗せることができない
4. 基本、1枚しか入らない
それぞれのメリット、デメリットがあるので環境によって使い分けたほうがいいでしょう。
例えば、サーフボードを衝撃や傷から守るのにはハードケースがおすすめですが、長期保管だと通気性が悪く熱がこもりやすいハードケースはおすすめしません。
・長期の貸し倉庫保管の注意すべきこと
サーフボードが増え家での保管が難しくなってきたら貸し倉庫がおすすめです。ただ、貸し倉庫を借りるにあたり注意すべきことがあります。
できれば、空調機能が付いている貸し倉庫がいいでしょう。この理由も、やはり温度管理の観点からです。屋外に置かれている貸し倉庫だと、夏には高温になりサーフボードが劣化してしまいます。貸し倉庫を検討されている方は、借りる前に倉庫内の空調管理がどうなっているか確認したほうがいいでしょう。
まとめ
最後まで読んでいただきありがとうございます。
ここまで読んでいただくと、サーフボードの大敵は『高温』ということがご理解いただけたかと思います。
サーフボードは保管の仕方や、海から上がった後のお手入れで寿命が長くもなり、短くもなります。正しくサーフボードを保管することで長く使用でき、愛着もでてくるでしょう。まずは、海からあがったら真水でしっかりと洗うことと保管の温度を徹底してみてください。これだけでも必ず寿命は延びます。
美しいボードでサーフィンを楽しんでくださいね!