ハワイへの旅行はサーフィン、観光、グルメなど楽しみがいっぱいですが怪我をしてしまうと楽しみが半減してしましますよね。
そうならない為に、ハワイに行く時期を考えたり、怪我をしないために予防するのが大切です!今回は日本でもお馴染みのクラゲについてまとめました。

ハワイにもクラゲはいるの?

ハワイには1年中クラゲが生息しています。
日本でももちろん年中クラゲは生息しています。です特にお盆の時期によく見かけるのではないでしょうか?
これはクラゲの成長過程に関係があるようです。
クラゲは、岩場などに卵を産み付けます。孵化した後のクラゲは6月下旬ごろまでとても小さくイソギンチャクのような見た目で岩場などにくっついています。子供の時期は岩場近くでひっそりと過ごしているようです。6月下旬から徐々に最大サイズへ成長し7月上旬にかけて岩場から離れ、海を泳ぎだしますがサイズがまだまだ小さく目立ちません。
すくすくそだったクラゲは最大サイズに成長し海を漂いだすのがお盆の時期になるので、この時期が大量発生しているように見えるようです。
お盆の時期にクラゲの被害が増えるのもこういった理由があるようですね。

ハワイでよく出るクラゲは?

「BOX JELLYFISH」「PORTUGUESE MAN-OF-WAR」の2種類が有名です。

BOX JELLYFISH アンドンクラゲ

PORTUGUESE MAN-OF-WAR カツオノエボシ

出没時期は?

日本ではお盆の時期あたりが一番気を付けなければならない時期になりますが、ハワイではほぼ毎月のようにクラゲ注意報が発令されています。特に満月の10日前後に大量発生すると言われています。

クラゲが出没する場所は?

種類によって出没場所が異なります。

BOX JELLYFISH(アンドンクラゲ)

ハナウマベイをはじめ、アラモアナ、ワイキキ、ポカイベイなど、オアフの西~南海岸に多く出没します。BOX JELLYFISHは光を嫌うので普段は水深の深いところを漂っています。しかし、満月から8~10日後の夜から午前中に掛けて海面近くに上がって来るという習性があります。理由は解明されていませんが、繁殖活動に関係があるとのではないかとされています。
体が小さく傘が無色透明に近いため、近くにいても気づきにくいです。

PORTUGUESE MAN-OF-WAR(カツオノエボシ)

だいたいは沖の方に浮いてますが、岸に向かう風が強く吹くと波打ち際までやって来ます。ハナウマベイやサンディ、ワイマナロ、カイルア、ラニカイなど、主に貿易風の風上になる東海岸やノースショアに出没します。また南や西側から暖かく湿った風が吹く時には島の西側に出没する事もあります。
浜に打ちああって死んでいるように見えても、外的な刺激に対して反応し猛毒を発射するとも言われているので、絶対に触らないようにしてください。特に、青い触手には絶対に触れないように注意したほうがいいです。

刺された時の症状は?

BOX JELLYFISH(アンドンクラゲ)

それほどの猛毒はないですが、刺されるとピリピリとした激痛を感じ、ミミズ腫れになります。
傷の状態によっては長い間ケロイド状の跡が残ることもある毒を持ちます。

PORTUGUESE MAN-OF-WAR(カツオノエボシ)

触手には強い毒を注入する刺胞という棘があり、触手を刺激すると刺され激痛が走りミミズ腫れになります。
アンドンクラゲとカツオノエボシは刺された時の痛さが電気が走ったように感じるため電気クラゲとも言われています。

刺された時の対処方は?

実際にクラゲに刺されてしまった場合、焦らず正しい対処を行ってください。
クラゲの種類によって対処芳が異なるので、ライフセーバに処置を求めるのがいいでしょう。
簡単な応急処置を下記にまとめました。

1触手を抜く(触手が視認できるほど残っている場合)

2海水で洗い流す


真水で洗ってしまうと刺胞が活性化しさらにヒドくなる事もあります。
洗い流す際は刺胞を刺激しないように優しく行ってください。

3温める、冷やす



この処置は専門家でも意見が分かれているようです。
クラゲの毒の主成分はタンパク質毒素です。この、タンパク質毒は40度以上の熱に弱いという特徴を持っています。この処置で悪化するというクラゲは存在しなようで、温めることで痛みの緩和になるようです。
また、刺された箇所は腫れて熱を持つため、冷やして血管を収縮させることも痛みの緩和になるようです。

お酢を使う民間療法がありますが、この療法はアンドンクラゲなどのハブクラゲ類には刺胞が不活性化されて効果はあるのですが、カツオノエボシの応急処置に使うと逆に刺胞を活性化する可能性もあるといわれています。
刺されたクラゲの種類がわからない場合はお酢の使用はやめた方いいでしょう。

参考:日本ライフセービング協会公式ホームページ

便利ツールの紹介

ハワイのクラゲ発生時期の予報カレンダーがあります。

・ハワイカレンダー

日本語で予報が確認できます。合わせてハワイの祝日も確認できます。

・Jellyfish Arrival Calendar – Jellyfish Forecast for Hawaii Beaches

1年間の予報が出ているので先の予定が立てやすくて便利です。

Waikīkī Aquarium – Box Jellyfish Calendar

ワイキキ水族館が提供予報カレンダーです。こちらも、ページをめくれば先の予報も確認できます。

クラゲに刺されないための予防対策

・クラゲ予防ローションを使用する(クラゲに仲間だと思わせる特殊な成分が配合されているようです)
・ラッシュガードなどで肌の露出を控える
・クラゲが多い時期は海に入ることを控える

まとめ

ハワイ旅行を計画する際は、是非便利ツールでクラゲ発生時期を確認してください。
そうすることで、安心して海で遊べる日が増えるでしょう。重なってしまった日は、海を避けてハワイ観光を楽しんでください。
クラゲに刺されてしまった時に、1番大事なのは海からすぐに上がることです。特に、ハワイに多く生息しているクラゲは電気クラゲと呼ばれるほど刺された時の刺激、痛みが大きいです。この刺激や痛みでパニックを起こし溺れてしまう人やアレルギーショックを起こしてします人もいるので、すぐに海から上がり、ライフセーバーに処置をしてもらってください。

皆さんのハワイ旅行が最高の思い出になりますように!

MAHALO